モンゴルで働く日本人インタビュー

トゥムルトゴー博士:偉大な研究者の 黄金時代は終わっています

48-3 モンゴル科学アカデミー言語文学研究所創設50周年に当たっている。周年行事には、言語文学研究所の所長、学士院会員、科学功労研究者のD.トゥムルトゴー博士が欠かせない存在である。
 モンゴル語研究者としてトゥムルトゴー博士は国際級の偉大な学者と認められ、モンゴル初の「現代モンゴル語・英語・日本語」3カ国語辞典”A MODERN MONGOLIAN- ENGLISH- JAPANESEDICTIONARY” (日本では小沢重男・蓮見治男編訳『現代蒙英日辞典』開明書院1979年として知られている)を編纂している。そこで、モンゴル語研究についてトゥムルトゴー博士にインタビューしました。
――博士の科学アカデミーとの関係はいつ頃から始まりましたか?
私の人生で科学アカデミーと直接関係したのは数年です。2007年に科学アカデミー言語文学研究所の所長に就任しました。その前はモンゴル教育大学に長年勤めていました。しかし、科学アカデミー言語文学研究所創設以来、現在まで長い付き合いをしてきました。言語学関係の著作や研究論文は教師時代から発表していました。

 

遊牧文化には自然環境保護の偉大な思想がある

ハミッド・サルダール氏:遊牧文化には自然環境保護の偉大な思想がある

「モンゴル:どう進むか?」というドキュンメンタリー映画制作者のハミッド・サルダール氏にインタビューした。同氏は、自然環境観光省と世銀が共同実施している「自然環境改革2(NEMO-2)」プロジェクトの一環で、自然環境分野の法的環境改善と透明性を目指して国民の参加を増やすため、このドキュメンタリーを制作した。この映画の封切イベントが11月30日、世銀本部で行なわれた。
――ドキュメンタリー制作のアイディアはどのようにして生まれましたか。モンゴル国の発展にはどんな課題を解決する必要がありますか?
映画制作の主な動機はモンゴル国の自然環境が直面する現代の問題です。
これを国民はあまり知らないままでいます。不明なことは多くあります。問題が不明であればあるほど被害や悪影響が拡大します。自然資源をどう保護し、管理し、分配するかは推測であってはいけません。その他に、自然資源を大事にする心をどう育てるかという点も映画制作のきっかけになりました。もし、今の世代が自然資源と直面課題を良く理解して調整しないと、次世代に起きる問題がもっと不明になり、リスクが高くなります。こういう問題を取り上げています。

 

エンフタイワン局長:モンゴル国の 外国貿易は世界水準に達しています

46-3今年はモンゴル貿易部門発足90周年に当り、18日が記念日。よって、外交・貿易省外国貿易・経済協力局のN.エンフタイワン局長にモンゴル国の貿易の現状と発展についてインタビューした。
――今年はモンゴル貿易部門発足90周年に当たりますが、貿易は国と社会の発展にどのように貢献していますか?
   貿易はモンゴル経済の重要な「大動脈」となっています。モンゴル人は昔から外国と貿易を行ない、家計や国の重要な発展の手段となってきました。特にモンゴル国が市場経済に移行した時からは、外国との経済協力、特に外国貿易の発展は社会及と経済の成長に重要な役割を果たしています。1990年代前半に世界20カ国と2億米㌦の貿易を行ない、現在は世界150カ国と貿易・経済関係を築いています。今年9月の時点で75億米㌦の貿易を行ない、モンゴル国内総生産を越え、今後も外国貿易が経済成長より迅速化する見込みです。貿易部門に計15万人が勤め、全労働力の14%を占めています。モンゴル経済が伸びている現在、貿易部門が今後、ますます重要な意義を持つことは明らかです。

 

サモイレンコ大使:全ての段階で協力を 促進する環境が整いました

45-8   今年はモンゴル・ロシア国交樹立90周年に当たっている。歴史的周年を記念し、V.V.サモレインコ駐モンゴル・ロシア特命全権大使にインタビューした。
――我々は間もなく、モンゴル・ロシア国交樹立90周年を記念します。この歴史的周年の意義を簡単に説明してください。
   国交樹立90周年は重要な記念行事です。1920年代前半にモンゴルはロシアと友好的な隣国として協力を築く道を積極的に選びました。モンゴルがロシアと協力したことで世界の文化・芸術・演劇・文学を知り、そして自国の習慣や伝統を守ることができました。
   20世紀前半にモンゴル国内に50万人が暮らしていたのに、1990年にはこの数字が5倍になり、250万人になりました。
   1945年のソ連とモンゴル人民共和国の外交努力の結果、モンゴルの独立を国際的に認めさせました。

 

日本ではモンゴル学者が 少なくなっています

41-9   8月10日から12日にかけてウランバートル市で開催された第10回国際モンゴル学者会議の際に、ある日本人モンゴル学者が素晴らしい発音のモンゴル語で研究発表し、大いに受けた。彼は国際モンゴル学者会議に初めて出席した若手学者(41歳)の内田孝氏。氏は1992年からモンゴル語を勉強し始め、モンゴル研究と関わっている。
   内田氏は同会議で「モンゴルの『孤児伝』における『酒論争』と中国・チベット・日本の「茶酒論争」の比較研究」というテーマで研究発表した。モンゴルの「孤児伝」と似たテーマ、つまり茶や酒の起源についての小話が中国・チベット・日本にあるらしい。
お茶を飲むのとお酒を飲むのとではどちらが尊敬に値するかについて論じる、これらの小話をモンゴルの小話と比較して、類似点と相違点を研究したという。
   モンゴル研究とどのように関わってきたか、そのモンゴル研究の実績、若手学者にはどんな支援が必要かについて、内田孝氏にインタビューした。

 

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